【美容師の本音】何本から?何歳から?白髪染めを始めるタイミングの本当
「白髪染めって、何本くらい出てきたら始めるべき?」「30代で始めるのは早い?」──そんな疑問に、
20年以上現場で白髪と向き合ってきた美容師の立場から、後悔しない始め方を本音で解説します。
「本数」や「年齢」では決まらないという現実
よく聞かれる「何本から?何歳から?」という質問。結論、基準は本数でも年齢でもありません。
同じ「5〜10本」でも生え方や場所で見え方は大きく違いますし、40代・50代でも気にならない人もいます。
つまり“始めどき”は人それぞれです。
白髪染めを始める“本当のタイミング”
現場で一番しっくりくる基準は、「いつものオシャレ染めをしても白髪が気になった時」。
それまでは無理に切り替える必要はありません。
さらに、周りに言われて気になり始めた時や、写真で気づいた時も合図。自分の中でストレスが生まれたら、始めてOKです。
早く始めすぎて後悔するケース
数本の段階でいきなり濃く(暗く)染めると、後から明るくしにくい・デザインの幅が狭まることがあります。
将来「明るい白髪染め」や「白髪ぼかし」に移行したい時、濃い履歴が障害になることも。
逆に遅すぎて困るケース
我慢し続けて、ある日一気に白髪が増えると急に老け見えに。目安として白髪が20〜30%を超えると印象に影響しやすく、
そこから初めて濃く入れると負担が増える場合もあります。
最初は“明るめの白髪染め”から/その後の選択肢
いきなり濃くしなくてOK。最初は明るめの白髪染めから試すのが自然です。
実は白髪染めとオシャレ染めは同じカラー剤で、白髪をカバーするために
アッシュなどの色味にブラウンが少し足されるだけ。だから抵抗なく移行できます。
それでも追いつかなくなってきたら、次の二択を検討:
- 濃くしてしっかり染める(白髪が多い/とにかく目立たせたくない方向け)
- 白髪ぼかし・ハイライトで“なじませる”(伸びても境目が目立ちにくい)
まとめ:「気になった時」があなたの“始めどき”
- 基準は本数・年齢ではなく「自分のストレス」。
- 合図はオシャレ染めでも白髪が気になった時/周りに言われて気になった時。
- まずは明るめの白髪染めから。追いつかなければ濃くする or 白髪ぼかしへ。
- 白髪染め=別物ではない。アッシュにしたい時にブラウンを足してカバーするだけの仕組み。
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