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40代の髪がうねるのはなぜ?原因と広がりを抑える方法

公開:2025年10月18日更新:2026年8月23日美容の現場視点を含む記事
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以前と同じように乾かしているのに、髪の表面がふわふわする。雨の日は根元からうねり、毛先は横へ広がる。若いころは直毛だったのに、「40代になって髪質まで変わったの?」と戸惑う方は少なくありません。

先に結論をお伝えすると、40代のうねりや広がりは、年齢だけで一つに説明できるものではありません。

研究では、日本人女性の髪に、年齢とともに不規則な曲がりが増える傾向が確認されています。ただし、40歳になった瞬間に全員の髪がうねり始めるわけでも、女性ホルモンの低下だけでくせ毛になると証明されているわけでもありません。

実際には、次の変化が重なって見えていることが多いのです。

新しく生える髪の曲がり方、太さ、密度の変化

白髪染め、カラー、縮毛矯正、アイロン、紫外線、摩擦の積み重ね

湿気、乾かし方、カット、スタイリング剤によるその日の見え方

大切なのは、「年齢だから仕方がない」と諦めることではなく、どこからうねっているかを見分けることです。根元から生えてくる髪の形が変わったのか。毛先だけが傷んで広がるのか。湿気の日だけ崩れるのか。原因を分ければ、自宅で整えられる範囲と、美容室で相談したい範囲が見えてきます。

40代のうねり・広がりは、原因を3つに分けると見えやすい

「加齢による髪質変化」と一言でまとめると分かりやすそうですが、それでは対策を選べません。髪を見るときは、時間の違う三つの層に分けて考えてみましょう。

見る場所・条件 主に確認すること 見直す方向
根元から新しく生えた部分 一本一本の曲がり、太さ、密度、短い毛 カットや縮毛矯正などを美容室で相談。急な抜け毛は皮膚科へ
中間から毛先 カラー、ブリーチ、縮毛矯正、熱、摩擦、紫外線の履歴 摩擦と熱を減らし、必要な部分をコンディショニング
雨の日や乾かした後 湿気、乾かし方、カット、製品の量 乾かす順番、湿気対策、スタイリングを調整

同じ人の髪でも、根元のうねりと毛先の広がりが別の理由で起きていることがあります。たとえば、根元には新しく生えた不規則な曲がりがあり、毛先には長年のカラーとアイロンの負担がある。そこへ湿気が加わった日に、両方が一度に目立つという具合です。

40代の髪のうねりと広がりに関係する3つの要因
40代の髪のうねりと広がりに関係する3つの要因

すでに伸びた髪と、新しく生える髪を分けて考える

毛先が途中から「老化してくせ毛になる」わけではない

頭皮から出ている髪は、生きた皮膚のように細胞が入れ替わる組織ではありません。たとえるなら、伸びた爪に近いものです。すでに伸びた部分が体の内側から作り直され、ある日突然、別の形の髪へ生まれ変わるわけではありません。

ただし、伸びた髪は時間とともに傷みます。毛先ほど古く、洗髪、タオル、ブラシ、紫外線、ドライヤーやアイロン、カラーなどを受けた回数が多いためです。表面を守る部分が少しずつ損なわれると、手触りが粗くなり、髪同士が引っかかり、まとまりにくくなります。この変化が「前より髪質が変わった」と感じる一因になります。

一方、根元から出てくる新しい髪の形や太さは、髪を作る毛包の状態に関係します。年齢とともに変化が見られることはありますが、その現れ方は一人ずつ違います。

年齢とともに不規則な曲がりが増えることは研究で確認されている

10〜70歳の日本人女性230人の髪を調べた研究では、年齢とともに髪一本の不規則な曲がりが増え、髪のそろい方やツヤの低下に関係することが報告されています。

曲がった髪を詳しく調べた別の研究では、カーブの内側と外側で、内部構造やアミノ酸組成に偏りが見つかっています。厚みが左右で完全にはそろっていない板が、まっすぐではなく片側へ反りやすいのと似たイメージです。

「毛穴のたるみが原因」という説明は、どこまで本当?

美容情報では、「頭皮がたるむと毛穴が楕円にゆがみ、髪もうねる」と説明されることがあります。この話は、すべてが間違いというわけではありません。正確には、頭皮表面に見える毛穴よりも、その奥で髪を作っている毛包や毛球の形、細胞の働き方の左右差が、髪の曲がりに関係します。

実際に、強くカールした髪では毛包と毛球が曲がり、左右で細胞の増え方や分化の進み方が異なることが報告されています。また、後天的に曲がった髪を調べた研究では、本来は別々の髪になる毛母細胞が融合し、毛包組織が左右非対称に形成された例が確認されています。髪を作る「型」が左右で違えば、そこから押し出される髪もまっすぐではなく曲がりやすい、と考えると分かりやすいでしょう。

ただし、ここから「年齢で頭皮が下へたるんだことが毛包をゆがませ、うねりを作る」とまでは証明されていません。頭皮のたるみと毛包の非対称性を直接つないだ研究は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。

そのため、この記事では「毛穴のたるみが原因」と断定せず、「毛包の形や、髪が作られる過程の左右差は原因になり得る。ただし、それが年齢による頭皮のたるみで起きるかは未確定」と整理します。頭皮マッサージやヘッドスパで毛包の形が元へ戻り、新しく生える髪が直毛になるとまでは言えません。

ホルモンの変化だけを原因にしない

更年期前後のホルモン変化は、毛周期や髪の密度などに関係する可能性があります。しかし、「女性ホルモンが減ると髪が曲がる」という一本の因果関係が、全員に当てはまる形で証明されているわけではありません。

月経の変化、強い疲れ、体重変化、体調不良なども重なり、髪や抜け毛の変化が気になる場合は、美容師がホルモンの状態を診断することはできません。髪型の相談は美容室、体調や急な抜け毛の相談は医療機関と、役割を分けて考えてください。

白髪が増えたから、必ずうねるわけではない

白髪は色素が少ない髪ですが、白髪なら必ず太い、硬い、うねるとは言えません。同じ人の中でも、白髪一本ずつの太さや手触りは異なります。

白髪が増える時期に髪の扱いにくさを感じるのは、白髪そのものだけでなく、白髪染めの回数が増えたこと、色の違う髪が光を不均一に反射すること、髪の太さや密度が変わったことなどが重なるためでもあります。「白髪=うねりの原因」と短く結びつけず、染めていない根元と染めた毛先を分けて見てみましょう。

カラー・熱・摩擦は、うねりを新しく作るの?

カラーやアイロンが、毛穴から生える方向を変えるわけではありません。ただし、伸びた髪の表面と内部へ負担が重なると、もともとのうねりが強く見えたり、直毛だった部分でもまとまりを失って広がったりします。

髪の表面には、屋根瓦のように重なるキューティクルがあります。その外側には摩擦や水分の出入りを抑える脂質の層があります。ブリーチ、カラー、パーマ、縮毛矯正などの化学処理や、高温のアイロン、強いブラッシングを繰り返すと、この守りが損なわれやすくなります。

守りが薄くなった髪は、濡れたときと乾いたときの変化が大きくなり、髪同士も引っかかりやすくなります。一本一本が好きな方向を向き、面としてそろいにくくなるため、「うねり」と「広がり」が同時に強く見えるのです。

髪は生物学的に元どおりへ再生しません。トリートメントで表面の欠けや摩擦を一時的に補い、扱いやすくすることはできますが、ブリーチ前の髪へ巻き戻すことはできません。だからこそ、補うケアと同時に、これ以上負担を重ねすぎないことが重要になります。

湿気の日だけ広がるのはなぜ?

髪は水分の影響を受ける繊維です。雨の日や汗をかいたときは、空気中や周囲の水分が髪へ入り、髪の硬さや形を一時的に保つ結びつきが組み替わります。朝のブローやアイロンで整えた形が弱まり、髪一本ずつが持つ元の曲がり方へ戻りやすくなるのです。

湿気が、その日に新しいくせ毛を作っているわけではありません。乾いたときには押さえ込めていた「元の曲がり」や「部分ごとの傷みの差」が、見える形で戻ってくると考えると分かりやすいでしょう。

ブリーチや繰り返した薬剤施術を受けた髪では、水分の入り方や抜け方が健康な部分と異なることが研究されています。根元、中間、毛先で履歴が違えば、同じ湿気を受けても同じようには動きません。片側だけはねる、表面だけふわふわする、毛先だけ膨らむという違いが出るのはこのためです。

湿気で髪のうねりと広がりが戻りやすくなる仕組み
湿気で髪のうねりと広がりが戻りやすくなる仕組み

根元の変化・毛先のダメージ・切れ毛を見分ける

鏡を見るときは、髪全体を「うねる」でまとめず、どこから変わっているかを確認します。

見え方 考えやすいこと 次にすること
根元から同じ方向へ曲がっている 新しく生えた髪の形、生えぐせ 美容室でカットや縮毛矯正の適否を相談
中間から毛先だけ広がる カラー、熱、摩擦、過去の施術履歴 熱と摩擦を減らし、毛先中心にケア
雨の日や汗をかいた日だけ強く戻る 湿気で元の曲がりや部分差が出る 湿気対策と乾かし方を見直す
短い毛の先が自然に細い 新しく伸びている途中の毛の可能性 引っ張らず、同じ場所を定期的に観察
短い毛の先が不ぞろい・途中で折れたように見える 切れ毛の可能性 アイロン、結び方、ブラッシング、薬剤履歴を見直す
分け目が広がる、毛束が細くなる 密度低下や脱毛の可能性もある 写真で経過を残し、皮膚科へ相談

短い毛の先端だけで、新生毛か切れ毛かを完全に判定することはできません。生えている場所、手触り、日々の変化、施術履歴も合わせて見ます。自分で分からないときは、美容室で髪の状態を見てもらい、抜け毛や密度の変化がある場合は皮膚科へ相談してください。

自宅ケアで変えられるのは「髪の扱いやすさ」

ホームケアで、生えてくる髪の形を永久に直毛へ変えることはできません。けれども、摩擦を減らし、表面を整え、湿気の影響を受けにくい仕上がりへ近づけることはできます。

シャンプーは「アミノ酸系」という名前だけで選ばない

アミノ酸系シャンプーは、穏やかな使用感の商品が多い一方、同じ表示でも洗浄成分の組み合わせや配合、コンディショニング成分は異なります。「アミノ酸系なら誰にでも低刺激」「くせ毛が直る」とは限りません。

選ぶときは、ラベルの分類だけでなく、洗った直後の頭皮のつっぱりやかゆみ、夕方のベタつき、毛先のきしみを見ます。整髪料を多く使う日と、頭皮が乾燥しやすい日で、必要な洗浄力が違うこともあります。

洗うときは、髪同士を強くこすらず、頭皮を中心に泡をなじませます。毛先は流れる泡で洗う程度にし、すすぎ残しがないようにします。

トリートメントは「治す薬」ではなく、摩擦を減らす道具

トリートメントやコンディショナーは、髪の表面へ成分を付着させ、指通りを良くし、髪同士の摩擦や絡まりを減らすために使います。ケラチン、セラミド、ヘマチンなど特定の成分名だけで、どの髪にも同じ補修力が出るわけではありません。製品全体の処方と、髪へのなじみ方で仕上がりは変わります。

頭皮用と書かれていない製品は、中間から毛先を中心につけます。根元まで重い製品を重ねると、トップはつぶれているのに毛先は広がるという、ちぐはぐな見え方になることがあります。

ヘアミルクとオイルは、必要な仕上がりで選ぶ

ヘアミルクは、水と油分を混ぜた乳液状の製品が多く、軽くやわらかい仕上がりに向くものが多い傾向があります。ヘアオイルは油分を主体とし、表面のまとまりやツヤ、摩擦を抑えることを得意とする製品が中心です。

ただし、ミルクなら必ず内部へ水分を届ける、オイルなら必ず重いとは限りません。どちらも中身は商品ごとに違います。

まず片方を少量使い、物足りなければもう片方を少し足します。細毛でぺたんとしやすい方は少量から、太く広がりやすい方は毛先を中心に量を調整してください。乾かした直後から重いなら量が多いか、つける位置が根元に近すぎる可能性があります。

広がりにくく乾かす6つの手順

  1. タオルで髪を強くこすらず、水分を押さえる
  2. アウトバス製品を使う場合は、中間から毛先へ少量ずつ均一になじませる
  3. まず根元へ風を通し、分け目を固定しすぎずに乾かす
  4. 中間から毛先は、手ぐしや粗いコームで流れをそろえながら乾かす
  5. 同じ場所へ高温を当て続けず、ドライヤーを動かす
  6. 根元まで乾いたことを確認し、必要なら最後に冷風で形を落ち着かせる

冷風で毛穴が締まるわけではありません。温まった髪を冷まし、整えた形が動きにくい状態へ移すための仕上げです。

アイロンは乾いた髪へ使い、同じ場所へ何度も高温を重ねないようにします。低温なら絶対に傷まないわけでも、高温なら一度で必ず切れるわけでもありません。髪の太さ、ダメージ、機種、通す速さで負担は変わるため、取扱説明書と担当美容師の案内を優先してください。

湿気対策は、家を出る前の「土台」と「薄い膜」

湿気の日は、根元を曖昧に乾かしたまま表面だけアイロンしても、内側に残った水分や汗で形が戻りやすくなります。まず根元まで乾かし、流れを整えることが土台です。

そのうえで、湿気対策を目的としたスタイリング剤や、髪表面を整える少量のオイルなどを使います。たくさん塗れば効果が上がるわけではなく、重さで根元がつぶれることもあります。少量を手のひらへ広げ、表面と毛先へ薄くなじませてください。

美容室で相談できること

カットは、くせを消すより「暴れにくい形」を作る

カットで毛穴から生える髪の形は変えられませんが、うねりが収まりやすい長さや重さへ整えることはできます。

量を減らせば必ず広がりが収まるわけではありません。すきすぎて短い毛が増えると、表面から髪が浮き、かえってふわふわ見えることがあります。一方、重さがありすぎて根元がつぶれ、毛先だけ広がる髪では、適切な位置へ段を入れることで扱いやすくなることもあります。

「軽くしてください」だけでなく、雨の日にどこが広がるか、表面の短い毛を増やしたくないか、髪を結ぶことが多いかまで伝えると、目的に合う調整を相談しやすくなります。

縮毛矯正は、形を変えたい範囲に使う

根元から生える強いうねりを、乾かし方や製品だけで長時間まっすぐに保つのが難しい場合は、縮毛矯正が選択肢になります。薬剤で髪内部の結びつきへ働きかけ、熱で形を整え、別の薬剤で固定する施術です。

施術した部分の形は変えられますが、これから生えてくる髪質を変えるものではありません。カラー、ブリーチ、過去の縮毛矯正がある部分へ、同じ処理を重ねるほど負担は増えやすくなります。

全体を一直線にする以外にも、顔まわりや表面など必要な範囲だけを相談できます。自然な丸みを残したい、ボリュームをつぶしたくない、毛先は施術済みなので触りたくないなど、避けたい仕上がりまで伝えてください。

「髪質改善」は、名前ではなく中身を確認する

髪質改善は、法律や業界全体で一つの工程に統一された施術名ではありません。美容室によって、一般的なトリートメント、酸と熱を使う施術、縮毛矯正に近い施術など、内容が異なります。

酸熱トリートメントも、すべて同じ成分・濃度・工程ではありません。手触りやまとまりを整えやすい場合はありますが、強いうねりを縮毛矯正と同じように伸ばせるとは限らず、「酸性だからノーダメージ」とも言えません。酸性ストレートや酸熱トリートメントなど、名前が似たメニューも中身は別の場合があります。

予約前またはカウンセリングで、次の点を確認してください。

  • 使う薬剤と施術の目的
  • くせの形を変える施術か、手触りを整える施術か
  • アイロン工程があるか
  • 今のカラー・縮毛矯正履歴に重ねられるか
  • 仕上がりと持続の目安
  • 次回のカラーや縮毛矯正へ影響するか

メニュー名よりも、「自分の髪へ何をするのか」を聞くことが大切です。

パーマで活かす方法もあるが、負担が消えるわけではない

不規則なうねりを全部伸ばさず、パーマで動きの方向をそろえ、くせを活かすスタイルにする方法もあります。ただし、パーマも髪内部へ薬剤を作用させる施術です。「縮毛矯正より必ず傷まない」「うねりを活かすから負担がない」とは言えません。

今のうねりだけで形を作れるのか、パーマを足したほうが朝のセットが楽になるのか、カラー履歴へ重ねられるのかを美容師と相談して決めます。

皮膚科へ相談したい変化

うねりや広がりだけで、病気と考える必要はありません。ただし、次の変化が一緒にある場合は、ヘアケア用品や美容室の施術だけで様子を見続けず、皮膚科へ相談してください。

  • 短い期間に抜け毛が急に増えた
  • 分け目や地肌の見える範囲が少しずつ広がる
  • 束ねた髪が以前より細くなった
  • 円形またはまだらに髪が抜けている
  • 頭皮に赤み、痛み、強いかゆみ、湿疹、かさぶたがある
  • 髪の変化と同時に、強い体調変化がある

女性の脱毛では、分け目が広がることや、毛束が細く感じられることが早いサインになる場合があります。ただし、照明、髪の濡れ、分け方でも地肌の見え方は変わります。同じ場所、同じ照明、乾いた髪という条件で定期的に写真を残すと、変化を説明しやすくなります。

美容室では髪型や施術の提案はできますが、脱毛症や頭皮の病気を診断することはできません。

髪のうねりと広がりの相談先を選ぶ目安
髪のうねりと広がりの相談先を選ぶ目安

美容室で相談するときに伝えたいこと

「40代になって髪質が変わりました」だけでは、原因を絞りにくいものです。次の情報を伝えると、ホームケア、カット、施術のどこを見直すか相談しやすくなります。

  • いつごろから変化を感じたか
  • 根元からうねるのか、中間・毛先だけ広がるのか
  • 晴れの日と雨の日で、どのくらい違うか
  • 白髪染め、カラー、ブリーチ、パーマ、縮毛矯正の履歴
  • 毎日のアイロン、ドライヤー、結び方
  • 今使っているシャンプー、トリートメント、ミルク、オイル
  • まっすぐにしたいのか、うねりを活かしたいのか
  • 避けたい仕上がりと、朝のセットにかけられる時間

他店や自宅で施術した時期を正確に覚えていなくても、分かる範囲で構いません。商品名の写真、髪色の変化が分かる過去の写真、最後に施術したおおよその時期を見せるだけでも判断材料になります。

まとめ

40代の髪のうねりや広がりは、単純な「老化サイン」ではありません。年齢とともに新しく生える髪の不規則な曲がりが増える傾向は研究で確認されていますが、そこへ髪の太さや密度、白髪染め、カラー、縮毛矯正、熱、摩擦、湿気、カットなどが重なって、見え方が変わります。

まずは、根元から曲がっているのか、毛先だけ広がるのか、雨の日だけ強く出るのかを見てください。

毛先のパサつきや湿気による軽い広がりは、摩擦を減らす洗い方、コンディショナー、アウトバス製品、根元からの乾かし方で扱いやすくできます。根元からの強いうねりを長く変えたい場合は、カットや部分的な縮毛矯正を美容室で相談します。「髪質改善」という名前だけで選ばず、施術の中身を確認することも大切です。

抜け毛の急増、分け目の広がり、頭皮の症状がある場合は、美容室だけで判断せず皮膚科へ相談してください。年齢の一言で片づけず、今の髪に起きていることを分けて見ることが、扱いやすさを取り戻す第一歩です。

参考資料

  • Changes in structure and geometric properties of human hair by aging(PubMed)
  • Characterization of curved hair of Japanese women with reference to internal structures and amino acid composition(PubMed)
  • Human hair shape is programmed from the bulb(PubMed)
  • Acquired curved hair is caused by fusion of multiple hair matrix cells(PubMed)
  • Characteristic features of Japanese women’s hair with aging and with progressing hair loss(PubMed)
  • The influence of humidity on the viscoelastic behaviour of human hair(PubMed)
  • Temporal and spatial visualization of water uptake into human hair studied by infrared microscopy(PubMed)
  • On Hair Care Physicochemistry: From Structure and Degradation to Novel Biobased Conditioning Agents(PMC)
  • Hair styling without damage(American Academy of Dermatology)
  • Hair loss: Signs and symptoms(American Academy of Dermatology)

執筆:Dolce(美容師歴20年以上)
現場で3万人以上の髪と頭皮を見てきた経験から、「年齢を重ねても美しい髪でいられる方法」を発信しています。

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