美容師が教える!フケの種類と正しい対策法【実は誰でも出ている】

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フケ=不潔ではない(乾燥性/脂性フケ)

「フケが出る=不潔」と思われがちですが、実際には清潔にしていてもフケが出る人は多くいます。美容師として20年以上、さまざまな頭皮を見てきましたが、フケは“汚れ”ではなく“頭皮環境のサイン”です。

フケの正体は「角質のはがれ」

頭皮も皮膚の一部です。肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れると、角質がうまく剥がれ落ちず、白い粉のようなフケとして現れます。つまり、フケ自体は体の自然な現象なのです。

乾燥性フケと脂性フケの違い

フケには大きく分けて2種類あります。

  • 乾燥性フケ:乾いた白い粉のようなフケ。洗浄力の強いシャンプーや冬場の乾燥が原因。
  • 脂性フケ:ベタつきのある黄色っぽいフケ。皮脂の過剰分泌やマラセチア菌(常在菌)のバランス崩れが原因。

自分のフケがどちらのタイプかを見極めることが、正しいケアの第一歩です。

乾燥性フケの主な原因と対策

  • 洗浄力の強すぎるシャンプーを避ける
  • アミノ酸系や弱酸性のシャンプーに切り替える
  • シャンプー後の保湿を怠らない(頭皮用ローションなど)
  • ドライヤーの熱を当てすぎない

特に「肌が乾燥しやすい人」は頭皮も同じ性質を持つため、保湿ケアをスキンケアの一部として考えるのがポイントです。

脂性フケの主な原因と対策

  • 皮脂やスタイリング剤をしっかり落とす
  • 高温での洗髪を避ける(38℃程度が理想)
  • 頭皮環境を整えるスカルプケアを取り入れる
  • 寝不足や偏った食生活を見直す

脂性フケは皮脂分泌のコントロールが重要。洗いすぎて乾燥→皮脂過剰→フケ悪化という悪循環を防ぐことが大切です。

医療機関を受診すべきケース

フケにかゆみや赤み、湿疹が伴う場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。市販シャンプーで改善しない場合は、皮膚科で抗真菌成分入りの薬用シャンプーを処方してもらうのが安心です。

まとめ

フケは不潔だから出るのではなく、頭皮のバランスが崩れたサインです。乾燥性か脂性かを見極め、正しいケアを行うことで、清潔で健康な頭皮環境を保てます。

美容師としての経験からも、日々のシャンプー選びと生活習慣の見直しで改善するケースが非常に多いと感じています。

執筆:Dolce(美容師歴20年以上)
現場で3万人以上の髪と頭皮を見てきた経験から、「年齢を重ねても美しい髪でいられる方法」を発信しています。

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