後頭部のパックリ割れを直す方法美容師が教える“たった1つの習慣” ― ドライヤーの風の方向で印象が変わる

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後頭部のパックリ割れに悩んでいたら読んでほしい。美容師が見てきた原因と、変わった“たった1つの習慣” ― それは「ドライヤーの風の方向」だった

朝の支度中、ふと鏡を見て「え、こんなに割れてた?」と驚いたことはありませんか?
私は美容師として多くのお客様の髪を見てきましたが、後頭部の“パックリ割れ”に悩む方はとても多いです。
つむじ周りが割れて見えるだけで、全体の印象が一気に疲れて見えてしまうんですよね。

サロンでも、「後ろがペタンとなって老けて見える」「つむじが広がってきた気がする」と相談を受けることがあります。
私自身も撮影などで自分の後ろ姿を見るたびに、「少しの立ち上がりで印象って変わるな」と感じます。
今回は、美容師として実際に見てきた“後頭部が割れる原因”と、日常でできるケアの工夫をまとめてお伝えします。

後頭部がパックリ割れてしまう主な原因

私は美容師として長年サロンでお客様の髪を見てきましたが、後頭部の「パックリ割れ」にはいくつか共通点があります。
ここでは、実際の施術やカウンセリングの中でよく見られる原因をお伝えします。

① 生えぐせによる割れ

サロンでブローをしていると、後頭部の髪が左右に自然と分かれてしまう方がいます。
根元の毛流れが“つむじから放射状”に伸びているため、真ん中が割れやすいんです。
実際にドライヤーで根元を起こしてみると、片側だけつぶれる方も多く、生えぐせの方向を理解して乾かすことが大切だと感じます。

② 分け目が固定されている

長年同じ分け目でセットしているお客様は、そこだけ根元が寝てしまう傾向があります。
私は仕上げの際、あえて反対側からブローしてみることがありますが、それだけでボリューム感が全く違って見えるんです。
同じ方向にばかり引っ張ることで、髪の根元が“癖づいて”しまうことが多いです。

③ 髪のハリ・コシの低下

年齢とともに髪の内部構造が変化し、根元が立ち上がりにくくなる方も増えています。
サロンでも「昔よりつむじが広がった気がする」と話される方が多く、
ハリ・コシの低下がパックリ割れを目立たせる要因になっています。
この場合、ドライヤーの熱や栄養成分で内側から弾力を戻すケアが有効です。

④ 乾かし方・仕上げ方のクセ

「後ろは自分で見えないから」となんとなく乾かしている方も多いですが、実はここが一番大きな原因です。
私が実際にお客様の乾かし方を見てアドバイスすると、ドライヤーの風を真下から当てていたり、後ろの根元が乾ききっていないことがよくあります。
根元を立ち上げるように風を当てるだけで、割れが目立たなくなるケースも多いです。

実際に変わった習慣と改善のきっかけ

サロンでお客様の髪を仕上げているとき、何気ない“乾かし方のクセ”が後頭部の割れに大きく関係していることに気づくことがあります。
ブローの方向を少し変えただけで、髪がふわっと立ち上がる瞬間を見ると、こちらまで嬉しくなるほどです。

私自身も日々のケアで「根元の立ち上がり」を意識するようになりました。
以前はなんとなく上から風を当てていましたが、今はドライヤーを下から斜めに入れ、
根元を立ち上げながら乾かすようにしています。
たったそれだけでも、朝のまとまり方やシルエットが全然違います。

※「ドライヤーを下から斜めに入れる」シーンを写真やイラストで補足すると、読者の理解度が高まります。

  • 根元をドライヤーで立ち上げるときは、一度温風で形をつくってから冷風で冷ますと形が定着しやすくなります。
  • 乾かすときは、分け目と反対方向に(右も左も)風を当てて、最後に後ろへ流して隠すように整えると自然に仕上がります。
  • ハードスプレーは全体につけるよりも根元に薄く吹きかけて、立ち上がりをキープするのがコツです。

お客様にも同じ方法をお伝えしていますが、翌来店時に「いつもより後ろがふんわりしてる!」と笑顔で話してくださる方が多いです。
一人ひとり髪質は違っても、“乾かす方向を意識する”だけで印象は本当に変わります。

また、ボリュームが出にくい方には、根元が重くならないタイプのスタイリング剤をおすすめしています。
特に、軽いミストや泡タイプをドライ前に使うと、ふんわり感が長持ちします。
実際にサロンで試した中では、根元を固めずに支えるような質感のものが一番仕上がりが自然でした。

結果と気づき、そしてこれからのケアへ

お客様の髪を実際に施術していて感じるのは、後頭部の“パックリ割れ”は一度のケアではなく、毎日のちょっとした習慣で確実に変わっていくということです。
根元の乾かし方を意識するようになってから、つむじ周りのボリュームが戻り、後ろ姿の印象が柔らかくなった方がたくさんいます。

私自身も同じように、ドライヤーの風の方向やスタイリング剤の使い方を見直してから、髪のまとまり方が安定するようになりました。
最初は面倒に感じることもありますが、慣れると自然に手が動くようになり、朝のセットが格段に楽になります。

「後頭部が割れる」と聞くと、髪質や年齢のせいにしてしまいがちですが、
実際には日常の“ちょっとしたクセ”が積み重なっているだけのことも多いです。
ほんの少し意識を変えるだけで、髪の表情も自信も変わっていく——それをサロンで何度も目の当たりにしてきました。

毎日のケアをもっと簡単にしたい方には、クロスパーマもおすすめです。
トップや後頭部の根元だけを自然に立ち上げることで、乾かすだけでふんわり感が続きます。
「毎朝ブローする時間が減った」と喜ばれることも多く、忙しい方には特に向いている施術です。

まとめ

  • 【最重要習慣】 根元を立ち上げるようにドライヤーの風の方向を変える。
  • 【意識】 毎日のセットで分け目を固定しないようにする。
  • 【テクニック】 温風で形を作り、冷風でしっかり定着させる。
  • 【サロン提案】 毎日のケアを簡単にするならクロスパーマで根元を自然に立ち上げるのもおすすめ。

鏡で見る自分よりも、他人がよく見るのは“後ろ姿”。
髪の立ち上がりひとつで印象は変わります。
毎日のドライヤー時間を、少しだけ丁寧に。
それだけで後頭部のシルエットは驚くほど変わります。

執筆:Dolce(美容師歴20年以上)
現場で3万人以上の髪と頭皮を見てきた経験から、「年齢を重ねても美しい髪でいられる方法」を発信しています。

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