簡単にいうと
フケは頭皮からはがれた角質が目立つ状態です。細かく乾く「乾性」、大きく湿る「脂性」と見た目で呼ぶことはありますが、形だけで原因や病気を診断できません。赤み・強いかゆみ・痛み・抜け毛がある、ケアしても続く場合は皮膚科へ相談してください。

フケは誰にでもある角質と何が違う?
頭皮も皮膚なので、古い角質は日々はがれます。通常は小さく目立ちませんが、乾燥、皮脂、洗い方、整髪料、皮膚炎などでまとまってはがれるとフケとして気づきます。「誰でも出るから放置してよい」とは限りません。
乾性フケ・脂性フケの見え方
| 見え方 | 考えること | 注意 |
|---|---|---|
| 白く細かい、さらさら | 乾燥、洗い過ぎ、季節変化など | 見た目だけで乾燥と断定しない |
| 大きい、湿って付着 | 皮脂、すすぎ残し、皮膚炎など | 強くはがさない |
| 赤み・強いかゆみ | 接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎等も候補 | 医療機関で評価 |
| 円形脱毛・膿・痛み | 感染症なども否定できない | 早めに受診 |
フケが増える主なきっかけ
- 熱い湯、爪を立てる、1日に何度も洗う
- 洗浄力や香料などが頭皮に合わない
- すすぎ残し、乾かし残し、整髪料の残留
- 季節の乾燥、帽子や汗による蒸れ
- 脂漏性皮膚炎、乾癬、湿疹、感染症など
どれか一つへ決めつけず、製品を変えた時期、症状の場所、赤みやかゆみの有無を一緒に確認します。
美容師の視点
美容室では頭皮の見た目や施術時の刺激を確認できますが、診断はできません。カラーやパーマ前に赤み・傷・強いフケがあれば、施術を延期して受診を案内することがあります。

家庭で見直す4ステップ
- ぬるま湯で予洗い:爪を立てず、指の腹で頭皮を洗う。
- シャンプーを適量:原液を頭皮へ直接大量につけず、整髪料が多い日は先に落とす。
- 十分にすすぐ:耳後ろ、襟足、生え際を意識する。
- 根元まで乾かす:高温を一点へ当て続けず、濡れたまま寝ない。
フケ用シャンプーの選び方
日本では医薬部外品としてフケ・かゆみを防ぐ表示を持つ製品があります。成分名だけで自己診断せず、製品の使用方法に従ってください。乾燥感が強くなる、刺激が出る場合は中止します。
避けたいケア
- 爪やブラシで強くこする
- 角質を無理にはがす
- オイルを厚く塗り続ける
- 「菌が原因」と決めつけ、複数の薬用製品を重ねる
- 赤みがある状態でカラーやパーマを続ける
受診を考える目安
2〜4週間ほど洗い方を整えても改善しない、眠れないほどかゆい、赤み・痛み・膿・かさぶた・抜け毛がある、顔や耳周りにも症状がある場合は皮膚科へ相談してください。期間は絶対基準ではなく、強い症状なら早めに受診します。
よくある疑問
毎日洗わない方がいい?
皮脂量、汗、整髪料、季節で変わります。洗わな過ぎも洗い過ぎも合わないことがあるため、頻度だけでなく洗い方と製品を見直します。
フケはうつる?
一般的なフケそのものが人へうつるわけではありません。ただし感染症が原因の場合は別なので、強い炎症や脱毛があれば診断を受けてください。
まとめ
フケは見た目だけで乾性・脂性を診断できません。刺激を減らし、経過を記録し、強い症状や長引く場合は美容室ではなく皮膚科へ相談しましょう。
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参考:American Academy of Dermatology
執筆:Dolce(美容師歴20年以上)
現場で3万人以上の髪と頭皮を見てきた経験から、「年齢を重ねても美しい髪でいられる方法」を発信しています。
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