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洗顔後に顔がつっぱるのは乾燥のサイン?原因と見直す順番

公開:2025年9月21日更新:2026年8月26日美容の現場視点を含む記事
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洗顔してタオルで顔を拭いた瞬間、頬がキュッと縮んだような感じになる。笑うと引っ張られる。何か塗らないと落ち着かない。

この感覚があると、まず「乾燥してるのかな」「洗顔料が合ってないのかな」と考えますよね。そして洗顔料を買い替える。でも変わらないので、また別のものを買ってみる。

心当たり、ありませんか。

この記事は、次の洗顔料を買う前に読んでいただきたい内容です。

洗顔後のつっぱりには、洗顔料の種類だけでなく、洗い方、お湯の温度、洗う回数、クレンジングとの組み合わせ、そして洗顔後の保湿まで、いろいろな要素が関わっています。犯人が洗顔料ではなかった、というケースは本当によくあります。

読み終わるころには、自分は何から見直せばいいのかが見えている。そんな記事を目指します。

先に答え:乾燥のサインになり得るけれど、それだけでは決められません

結論から先にお伝えします。

洗顔後のつっぱりは、肌の乾燥と関係していることがあります。ただ、「つっぱる=乾燥肌」と決めつけられるものではありません。

理由は三つあります。

1つめ。つっぱりは、洗顔直後の一時的な変化でも起こります

洗顔した直後は、肌の表面の状態がいったん変わります。そのときの感覚と、慢性的な乾燥とは、分けて考えたほうがいいんです。

2つめ。原因が洗顔料とは限りません

同じ洗顔料でも、お湯の温度、洗う時間、こすり方、洗う回数で洗い上がりは変わります。製品はそのままで、使い方を変えるだけで落ち着くことがあります。

3つめ。皮脂が多い人でも、つっぱることがあります

「べたつくのに、洗った後はつっぱる」。矛盾しているようですが、そんなことはありません。皮脂の量と、角層が水分を保てているかどうかは、別のことだからです。

では、気にしなくていいのでしょうか

そういうわけでもありません。ここは正直にお伝えします。

洗顔のたびに強くつっぱって、それが毎回続いているなら、肌が快適な状態とは言いにくい。見直す材料としては十分です。

こんなふうに分けてみてください。

洗顔直後に少し感じるけれど、保湿すればすぐ落ち着く → そこまで心配しなくて大丈夫です

毎回強く感じる。保湿しても落ち着かない。時間が経っても続く → 洗顔工程と保湿を見直す価値があります

赤み、ヒリヒリ、かゆみ、痛みがある → これは「つっぱり」とは別の話です。後の章でお伝えします

見直す順番を、先にお渡ししておきます

詳しくは後半で説明しますが、確認する順番はこうです。

こすっていないか

お湯が熱すぎないか

洗う時間・回数が多すぎないか

クレンジングと洗顔の組み合わせが過剰になっていないか

洗顔後の保湿が足りているか

それでも変わらなければ、洗顔料を検討する

洗顔料の買い替えは、6番目です。1番から5番までは、お金をかけずに今日から試せます。

そもそも「つっぱる」とき、肌では何が起きているのでしょう

「キュッとする」「引っ張られる」「皮膚が縮んだ感じ」。この感覚の正体からお話しします。

感じているのは、肌表面の変化です

つっぱり感は、気のせいでも思い込みでもありません。肌のいちばん外側の層で、実際に変化が起きたときに生まれる感覚です。

肌の表面には、とても薄い層があります(次の章で詳しくお話しします)。この層の状態が変化すると、つっぱり感として感じられることがあります。

洗顔後は、角層の水分状態や肌表面の脂質の状態が変わります。角層が水分を含んで状態が変化することは、その一部です。

洗顔後のつっぱり感には、角層の水分状態の変化、肌表面の脂質の変化、洗浄成分と角層との相互作用など、複数の要因が関係すると考えられています。

乾いていく過程でつっぱりを感じる人もいます。ただし、感じるタイミングや強さには個人差があります。

もうひとつ、肌表面の脂質の状態も関係します

洗顔は、皮脂や汚れを落とす作業です。そのとき、肌の表面にあった油分の膜も一緒に減ります。

この膜には、水分が逃げるのをゆるやかにする働きがあります。膜が減った状態では、水分が抜けるスピードが一時的に上がりやすくなります。

洗顔後のつっぱりは、こうした複数の変化や洗浄成分との相互作用などが重なって感じられることがあります。

角層の水分状態や肌表面の脂質が変化する

洗浄成分と角層との相互作用など、複数の要因が関係する

「一時的」という言葉を、そのまま受け取ってください

ここで誤解しないでいただきたいのが、この変化は時間とともに回復に向かうということ。

肌は、洗顔のたびに壊れて元に戻らなくなるわけではありません。「洗顔するとバリアが破壊される」という説明を見かけますが、あれは少し怖がらせすぎです。

ただし、回復が追いつかないペースで繰り返せば、状態は積み重なっていきます。だから「洗ってはいけない」ではなく、「必要な洗浄はする。でも必要以上には繰り返さない」という考え方になります。

角層とは何か|ごく薄い層が、肌を守ってくれています

皮脂膜・角層・表皮・真皮の位置関係を示した図解

つっぱりを理解するには、この層の話が欠かせません。専門用語が出てくるのは、ここだけです。

肌のいちばん外側にある層です

肌の表面から順に見ていきましょう。

1. 皮脂膜(ひしまく)

皮脂と汗が混ざってできた、薄い膜です。手で触れているのはここ。

2. 角層(かくそう)

皮脂膜のすぐ下にある層です。肌のいちばん外側にある、とても薄い層と思ってください。

3. 表皮(ひょうひ)

角層を含む、皮膚の外側のブロック全体です。いちばん下で新しい細胞が作られて、押し上げられて、最後は角層になって剥がれ落ちます。

4. 真皮(しんぴ)

さらに下の層。ここは化粧品の話ではなく、医療の領域になります。

どのくらい薄いと思いますか

角層の厚さは、体の部位によって違います。手のひらや足の裏は厚くて、顔は比較的薄い部分です。

イメージとしては、食品用ラップ1枚ほどの薄さ。そう考えていただくと、感覚がつかみやすいと思います。

ただ、これはあくまでイメージです。「角層はラップと同じ厚さ」と言い切れるものではありません。部位によっても人によっても違います。「それくらい薄いんだ」と感じていただくための例えだと思ってください。

その薄さで、二つの大きな仕事をしています

仕事その1:水分が逃げすぎるのを防ぐ

体の内側の水分が、表面からどんどん蒸発してしまわないよう抑えています。

仕事その2:外からの刺激を防ぐ

細菌、汚れ、外の物質が、簡単に中へ入ってこないようにしています。

ラップ1枚ほどの薄さで、この二つを担っている。角層が大事だと言われるのは、そういうことです。

角層の中身を、レンガの壁で想像してみてください

もう少しだけ踏み込みます。角層は、こんな構造になっています。

レンガ:角層細胞

役割を終えた細胞が、平たくなって積み重なっています。

モルタル(レンガの間を埋めるもの):細胞間脂質

細胞と細胞のすき間を埋めている脂質です。この主な成分のひとつがセラミド。名前は聞いたことがあると思いますが、正体はここにあります。

レンガの中身:天然保湿因子(NMF)

角層細胞の内側には、水を抱え込む性質のある成分が入っています。これをまとめて天然保湿因子と呼びます。

ここが、つっぱりにつながります

この章の要点です。

洗浄では、肌表面の皮脂などの脂質だけでなく、角層にある水溶性成分の一部にも影響が及ぶことがあります。皮脂膜と角層内の水溶性成分は同じ性質ではなく、洗顔後のつっぱり感には複数の要因が関係します。

洗顔をすると、肌の表面はどう変わるのでしょう

洗顔前後で肌表面と角層の状態が変化するイメージ図

前の章を踏まえて、洗顔で何が起きているかを整理してみます。

まず、洗顔は必要な工程です

落としているのは、こんなものです。

皮脂(時間が経つと酸化して、においやべたつきのもとになります)

ほこりや外からの汚れ

前日のスキンケアの残り

日焼け止め

メイク(クレンジングと合わせて)

これらを落とさずに重ねていけば、それはそれで肌の状態に響きます。「洗わないほうが優しい」という話ではありません。

ただ、選んで落とすことはできません

洗浄は、「これは汚れだから落とす」「これは必要だから残す」という選別ができる作業ではないんです。

洗浄成分は、油になじむものを水で流せる状態にします。その対象には、落としたい皮脂も、残しておきたい皮脂膜も、区別なく含まれます。

だから、洗顔後には肌表面の状態が一時的に変わります。これは洗顔という行為についてくるもので、避けられません。

何が変わるのか

洗顔直後に起きることを、まとめてみます。

肌表面の皮脂膜が減る

角層が水を含んで、いったん膨らむ

角層にある水溶性成分の一部に影響が及ぶことがある

肌表面のpHが一時的に変わる(洗顔料の性質によります)

水分が逃げるスピードが一時的に上がる

そして時間とともに、これらは回復に向かいます。

問題になるのは「頻度」と「強さ」です

回復が追いつくペースなら、洗顔は問題になりません。追いつかないほど頻繁に、あるいは強く繰り返した場合に、積み重なっていきます。

一日に何度も洗う

一回の洗顔に長い時間をかける

熱いお湯を使う

強くこする

クレンジングと洗顔を重ねて、さらに角質ケアも加える

この積み重ねが、慢性的なつっぱりにつながっていきます。

皮脂は悪者ではありません。でも、多ければ落とします

ここは誤解が起きやすいので、はっきりさせておきますね。

皮脂の役割

皮脂は、汗と混ざって肌の表面に膜を作って、こんな働きをしています。

水分が逃げるのをゆるやかにする

外からの刺激をやわらげる

皮脂は、肌にとって必要なものです。

だからといって、落とさないほうがいいわけでもありません

一方で、皮脂は時間が経つと酸化します。ほこりや汚れとも混ざります。多すぎればべたつきますし、毛穴の詰まりやにおいの原因にもなります。

「皮脂は大事だから洗顔料を使わない」というのも、極端です。

考え方はシンプルです

必要な洗浄はする。ただし、必要以上には繰り返さない。

これだけです。目指すのは「皮脂ゼロ」ではありません。

こんな循環に入っていませんか

べたつきが気になる。だから洗浄を強くする。すると洗い上がりがつっぱる。つっぱるのが不快なので、化粧水をたっぷりつける。でも夕方にはまたべたつく。だからまた洗浄を強くする。

この循環、本当によくあります。

強く洗ったからといって、べたつきが解決するとは限りません。それどころか、洗い上がりの不快感が増えるぶん、状態としては悪くなっている可能性もあります。

もし心当たりがあれば、まずこの循環を止めるところからです。

洗浄成分の話|界面活性剤って、そんなに怖いもの?

「界面活性剤」という言葉、それだけで警戒されがちですよね。ここで覚えていただきたいのは一つだけです。水と油の仲立ちをするもの、ということ。

水だけでは油が落ちません

皮脂やメイクは油性です。水と油は混ざりません。だから、水で流そうとしても、表面から離れにくいんです。

食器についた油汚れを、水だけで流そうとしたときのことを思い出してみてください。ぬるっと残りますよね。あれと同じです。

界面活性剤の仕組み

界面活性剤は、一つの分子の中に、水と仲の良い部分と、油と仲の良い部分の両方を持っています。

マッチ棒のような形を想像してみてください。頭が水側、細長い軸が油側です。

水の中で数が増えると、油と仲の良い側を内側に、水と仲の良い側を外側に向けた球状のかたまりを作ります。この球の内側に油汚れが取り込まれて、球ごと水に流れていく。

汚れを分解しているのではなく、水で流せる形に変えている。これが洗浄の中身です。

怖いものではありません

界面活性剤は、洗顔料だけに使われている特別なものではありません。乳液もクリームも、水と油を混ぜるために界面活性剤を使っています。

「界面活性剤」は、特定の一つの物質の名前ではなくて、この働きをする物質の総称なんです。だから「界面活性剤だから危険」という言い方は成立しません。

とはいえ、「だからどれも同じ」でもありません。種類、量、他の成分との組み合わせで、性質はまったく変わります。

成分の系統で決めつけないでください

洗顔料に使われる洗浄成分にはいくつかの系統があって、それぞれ傾向があります。ただ、ここを単純化すると判断を誤ります。

「◯◯系だから絶対に優しい」

「◯◯系だから強い」

「この成分が入っていれば敏感肌向け」

こうした決めつけは、残念ながら成立しません。

完成した製品としての洗い上がりは、こんな要素すべてで変わるからです。

配合量(成分表からは分かりません)

複数の洗浄成分の組み合わせ

一緒に入っている保湿成分

剤形(固形、泡、クリーム、ジェルなど)

使う量

洗い方と洗う時間

同じ成分名が書かれていても、製品が違えば洗い上がりは違います。成分表は候補を絞るヒントにはなりますが、答えにはなりません。

「さっぱりした」は、汚れが落ちた証拠でしょうか

もう一点だけ。「さっぱりした=汚れが落ちた」とは限らないんです。

さっぱり感は、洗い上がりの設計によるところが大きくて、汚れが落ちた量を示す指標ではありません。逆に、しっとりした洗い上がりの製品でも、必要な洗浄はできています。

感覚と、実際に落ちた量は別。そう考えてみてください。

「洗浄力が強い洗顔料」が、全部悪いわけではありません

「洗浄力は弱いほど肌に優しい」という考え方が広まっていますが、これも単純化しすぎです。

必要な洗浄力は、人によって違います

皮脂の分泌が多い

日焼け止めをしっかり使う

メイクをする

汗をかく環境にいる

こういう場合、洗浄力を落としすぎると、落としきれずに残ります。残ったものは、それはそれで肌の状態に影響します。

「優しい」と「自分に合っている」は、別のことなんです。

つっぱるとき、犯人は洗顔料とは限りません

ここが、この記事の中心です。

洗顔後につっぱる場合、こんな条件がすべて関わり得ます。

使う量が多すぎる

多く使えばよく落ちる、というわけではありません。適量を超えた分は、洗い流す手間が増えるだけです。

洗っている時間が長い

肌の上に洗浄成分が乗っている時間が長いほど、影響は大きくなります。

何度も洗っている

朝晩に加えて、汗をかいたときや帰宅後にも洗う。回数が増えれば、回復が追いつかなくなります。

強くこすっている

摩擦は、洗浄力とは別に肌への負担になります。泡でこすっても、こすっていることに変わりはありません。

すすぎに時間をかけすぎている

すすぎ残しは避けたいところですが、必要以上に長くお湯を当て続けるのも別の問題です。

熱いお湯を使っている

これは次の章で。

入浴中に、何度も顔にお湯をかけている

これ、意外と見落とされます。シャワーを浴びながら、無意識に何度も顔を流していませんか。

クレンジングと洗顔を重ねている

これも後で章を分けてお話しします。

同じ洗顔料でも、これらが違えば洗い上がりは変わります。製品を変える前に、ここを確認してみる価値があります。

お湯の温度について

熱いお湯は、つっぱりにつながりやすいです

熱いお湯は、油分を落とす力が強くなる方向に働きます。皮脂膜が減りやすくなって、洗い上がりのつっぱり感につながりやすくなります。

それに、熱いお湯そのものが、皮膚にとって刺激になりやすいという面もあります。

冷たい水に特別な効果を求めるより、熱いと感じる温度を避け、無理のないぬるめの温度を目安にします。

具体的な温度は、決められません

「必ず◯℃」という基準は作れないんです。

体感温度は人によって違いますし、季節や体調によっても変わります。冬に快適な温度と、夏に快適な温度は同じではありませんよね。

目安は「熱いと感じない、ぬるめの温度」。

温度計を用意する必要はありません。手で触れて「ちょっとぬるいかな」と感じるくらいで十分です。

シャワーを顔に直接当てていませんか

温度以上に見落とされがちなのが、これです。

高温のシャワーや強い水流を長時間直接顔へ当て続ける必要はありません。手にお湯をためて、包むように流す方法も選択肢です。

お金がまったくかからない見直しです。今日から試せます。

つっぱるのに皮脂が出る。これって乾燥肌?

「べたつくのに、洗ったらつっぱる」。矛盾しているように見えるこの状態を、説明しますね。

皮脂の量と、角層の水分保持は別のことです

まず、ここを分けてください。

皮脂の分泌量は、主にホルモンなどの影響を受けます。皮脂腺から出てくる油分の量の話です。

角層が水分を保てているかは、さっきお話しした天然保湿因子や細胞間脂質の状態によります。角層の中の話です。

この二つは、別々の仕組みなんです。

だから、「皮脂は多いのに、角層のうるおいは足りていない」という状態は、矛盾なく成立します。

たとえるなら

窓ガラスに水滴が付いていることと、部屋の中が乾燥していることは、両立しますよね。表面に水があることと、中が潤っていることは別の話です。

肌も同じで、表面に油分が出ていることは、角層の水分が足りていることを意味しません。

「インナードライ」という言葉について

この状態を指して「インナードライ」と呼ぶことがあります。日常的に使う分には構わないのですが、知っておいていただきたいことがあります。

「敏感肌」は日常的にも化粧品分野でも広く使われる言葉ですが、この言葉だけで原因や病名を特定できるものではありません。

「インナードライ」も一般的な美容用語として使われていますが、診断名のように扱わないでください。

そして、皮脂が多い人のべたつきを、何でも「インナードライだから」と説明するのは正確ではありません。単純に皮脂の分泌が多いだけ、という場合もあります。

「皮脂が多い=インナードライ確定」ではない。ここは押さえておいてください。

では、どうすればいいのでしょう

皮脂が多くて、かつ洗顔後につっぱる場合の考え方です。

洗浄は必要なので、落とすことはやめません

べたつきがあってもつっぱる場合は、油分を増やすことだけを考えるのではなく、軽い使用感の保湿剤を試す選択肢もあります。

ただ、洗浄の強さより、回数と時間を先に見直してみてください

一日に何度も洗っている場合、そちらを減らすほうが効きやすいことがあります。

洗顔後の保湿を、油分を足す方向だけで考えないでください

べたつきがあっても洗顔後につっぱる場合は、油分を増やすことだけを考えるのではなく、軽い使用感の保湿剤を試す選択肢もあります。

さっきの悪循環に入っていないか、確認してみてください

「べたつくから洗浄を強くする」の循環です。心当たりがあれば、まずそこを止めるところからです。

洗顔後はすぐ化粧水?保湿の考え方をお話しします

「◯秒以内」という基準はありません

「洗顔後30秒以内」「1分以内」「3分以内」。よく見かける数字ですが、すべての人に当てはまる根拠のある数字ではありません。

肌の状態も、部屋の湿度も、その日の環境も違います。秒数で管理するものではないんです。

では、どう考えればいいか

洗顔後は乾いていく過程でつっぱりを感じる人もいるため、必要以上に長く放置せず、無理のない範囲で保湿へ進みます。

具体的には、顔を拭いたら、他のことを始める前に保湿へ。これで十分です。ストップウォッチは要りません。

洗顔後にドライヤーで髪を乾かして、着替えをして、それから化粧水。もしこの流れになっているなら、順番を入れ替えてみる価値があります。

ただ、急げば解決するわけでもありません

もう一点、大事なことを。

「化粧水を急いでつければ全部解決」ではないんです。

化粧水は、主に水と保湿成分でできています。水は、与えただけでは肌にとどまりません。放っておけば蒸発します。

急いで化粧水をつけても、その後に何もしなければ、与えた水分は逃げていきます。

保湿は、三つの役割の組み合わせです

保湿を理解するために、成分の働きを三つに分けてみます。専門的には英語で呼ばれますが、日本語で説明しますね。

1. 水を抱える働き(Humectant/ヒューメクタント)

グリセリン、ヒアルロン酸Na、BGなどがこれにあたります。水を引き寄せて抱え込む性質を持っています。

化粧水や美容液に多く入っている成分です。

2. 肌表面をなめらかに整える働き(Emollient/エモリエント)

スクワランや各種の油分などです。角層の表面のすき間を埋めて、手触りをなめらかにします。

3. 水分が逃げにくい状態をつくる働き(Occlusive/オクルーシブ)

ワセリン、シリコーン、油脂などです。肌の表面に薄い層を作って、水分が蒸発するスピードをゆるやかにします。

日本語で「フタをする」と表現されますが、これは比喩です。完全に密封しているわけではなくて、逃げ方をゆるやかにしているだけなんです。

一言で言い換えると

抱える:水を引き寄せてとどめる

整える:表面をなめらかにする

逃がしにくくする:蒸発をゆるやかにする

保湿剤は、これらの働きを単独または組み合わせて設計されています。各製品・成分の役割は重なることもあります。

だから「化粧水だけ」では足りないことがあります

現場でよく見るのが、化粧水だけを大量につけて、それで保湿を終えているケースです。

化粧水が担っているのは、主に1番目の「抱える」役割。3番目の「逃がしにくくする」役割を担う製品がなければ、時間とともに水分は抜けていきます。

「化粧水を三回重ねているのに夕方には乾く」。この状態、まさにこの形になっていることがあります。

つっぱりが気になるなら、化粧水の量を増やすより、その後の工程を見直すほうが役立つ場合があります。導入液の役割を確認したいときは、導入液の役割も参考にしてください。

化粧水は、必ず必要でしょうか

必須ではありません。

化粧水を使わない構成も成立します

洗顔後の保湿が、美容液、乳液、クリームなど他の製品で成立しているなら、化粧水を挟まなくても構いません。保湿の順番や役割は、美容液と化粧水の順番も参考にできます。

大事なのは工程の数ではなくて、さっきの三つの役割が満たされているかどうかです。

判断のしかた

洗顔から数時間後の肌を、見てみてください。

つっぱらない、粉をふかない → 今の構成で足りています

数時間後につっぱる場合は、洗浄方法、保湿剤の種類や量、環境などを含めて見直す材料になります。

べたつきがあっても、油分が多すぎるとだけ決めつけず、洗浄方法や保湿剤の種類・量なども確認します。

「つっぱる=化粧水を増やす」ではありません。ここだけ覚えておいてください。

朝も洗顔料を使ったほうがいいですか

これは、一律には決められません。「朝は必ず水だけ」も、「朝も必ず洗顔料」も、どちらも決めつけです。

朝洗顔の目的

寝ている間に、こんなものが肌に付きます。

皮脂

寝具に触れた汚れ

前夜のスキンケアの残り

このうち、皮脂や油性の残りは、水だけでは落ちにくいんです。これが、朝も洗顔料を使う理由になります。

水だけでよい場合

一方で、こんな場合は水だけでも成立します。

皮脂の分泌が少ない

前夜のスキンケアが軽い

朝の肌にべたつきを感じない

洗顔料を使うと、朝の時点でつっぱる

判断の基準

朝起きたときの肌を、自分で確認してみてください。

触るとべたつく、テカっている → 洗顔料を使うほうが快適なことが多いです

べたつきがなく、洗顔料を使うとつっぱる → 水だけ、あるいは洗顔料の量を減らす選択肢があります

そして、季節によって変えて構いません。皮脂の量は一年中同じではありませんから。夏は洗顔料、冬は水だけ、という使い分けも十分成立します。

二択でなくてもいいんです

「洗顔料を使う/使わない」の二択で考えなくても大丈夫です。

Tゾーンなど、皮脂の多い部分だけ洗顔料を使う

洗顔料の量を減らす

洗う時間を短くする

朝洗顔をやめるより、朝の洗顔料の量を減らすほうが合っていた。そういう方もいます。

ダブル洗顔は、乾燥の原因になりますか

一律に悪いわけではありません

「ダブル洗顔は絶対に悪い」ということはありません。

クレンジング料の中には、その後に洗顔料を使うことを前提に設計されているものがあります。この場合、洗顔料を省くと、クレンジング料自体が肌に残ることになります。

一方で、「ダブル洗顔不要」と表示された製品もありますよね。

判断の基準は、その製品に何と書いてあるかです。

商品表示を優先してください

クレンジング後に洗顔料が必要かどうかは、その製品の使用方法・説明表示に従います。

「ダブル洗顔不要」と書かれていないことだけを理由に、必ず洗顔料が必要と判断する必要はありません。

ただ、重ねすぎには気をつけて

そのうえで、こんな状態になっているなら、洗浄工程全体を見直す価値があります。

洗浄力の強いクレンジングを使って、その後に洗浄力の強い洗顔料を使っている

クレンジングの時間が長い

クレンジング中にこすっている

さらに角質ケアも重ねている

一つひとつは問題なくても、合計すると過剰になっていることがあります。

見直すポイント

クレンジングを変えるほうが効くこともあります

洗顔料ばかり見直していたけれど、負担が大きかったのはクレンジング側だった。そういうケース、けっこうあります。

メイクの濃さに合わせてみてください

日焼け止めだけの日と、しっかりメイクをした日で、同じ強さのクレンジングを使う必要はありません。日によって使い分けるという選択肢があります。

クレンジングの時間を短くする

長くなじませるほど落ちる、というわけではありません。製品の指示にある時間を目安にしてください。

スクラブ・ピーリング・酵素洗顔について

つっぱっているときに、追加洗浄へ進まないでください

ここは、はっきりお伝えします。

つっぱりが強いときに「もっと角質を落とせばツルツルになるはず」と考えて角質ケアを追加するのは、方向が逆です。

つっぱりが出ている状態は、洗浄が今の肌に対して過剰になっている可能性を含んでいます。そこにさらに洗浄を足せば、負担が積み重なるだけです。

該当するもの

スクラブ

ピーリング

酵素洗顔

拭き取り化粧水

その他の角質ケア製品

これらを頻繁に重ねているなら、一度スキンケア全体を整理してみてください。

頻度について

角質ケア製品は製品ごとに設計が異なるため、記載された使用方法・使用頻度に従ってください。頻度を自己判断で上げると、負担が増えることがあります。

整理のしかた

角質ケアを複数使っているなら、まず全部やめて、洗顔と保湿だけの状態に戻してみる。そんな方法があります。

そこから、必要だと感じたものを一つずつ戻していく。この順番のほうが、何が原因だったのかが分かりやすくなります。

洗顔料を買い替える前に、確認していただきたいこと

洗顔後のつっぱりを見直す6つのステップを示した図解

ここが、この記事のいちばん実用的な部分です。上から順に見ていってください。

1. こすっていませんか

まずはここから。

手が肌の上を往復していないか

泡を押しつけていないか

タオルでゴシゴシ拭いていないか

泡で洗えば刺激がない、というわけではありません。泡があっても、手を動かせばこすっています。

タオルも見落とされがちです。押さえるように水分を取ってみてください。

2. お湯が熱すぎませんか

熱いと感じる温度になっていないか

シャワーを顔に直接当てていないか

入浴中に何度も顔を流していないか

「ちょっとぬるいかな」と感じるくらいを目安に。

3. 洗う時間・回数が多すぎませんか

一回の洗顔に時間をかけすぎていないか

一日に何度も洗っていないか

汗をかくたびに洗顔料を使っていないか

汗を流すだけなら、水やぬるま湯で十分なことが多いです。

4. クレンジングと洗顔の組み合わせが過剰になっていませんか

クレンジングと洗顔の両方が、洗浄力の強いものになっていないか

クレンジングに時間をかけすぎていないか

メイクの濃さに関係なく、同じクレンジングを使っていないか

角質ケアも重ねていないか

5. 洗顔後の保湿は足りていますか

洗顔後、時間を置いてから保湿していないか

化粧水だけで終わっていないか

「逃がしにくくする」役割の製品を使っているか

使っている量は足りているか

ここが原因だった、というケースは本当に多いです。

6. それでも変わらなければ、洗顔料を検討します

1から5をすべて確認して、それでもつっぱりが続くなら、そこで初めて洗顔料を見直しましょう。

なぜ、この順番なのでしょう

理由は二つあります。

1から5は、お金がかからないから

すべて、今持っているもので試せます。

洗顔料を変えても、使い方が同じなら結果が変わらないことがあるから

熱いお湯でこすって洗っているなら、洗顔料をどれに変えても、つっぱりは残るかもしれません。変数を一つずつ潰していかないと、原因にたどり着けないんです。

一度に一つだけ、変えてください

これも大事なところです。

洗顔料、洗い方、温度、保湿を同時に変えると、良くなっても悪くなっても、どれが効いたのか分からなくなります。

一つ変えて、数回試して、また次を変える。遠回りに見えますが、これがいちばん早いです。

洗顔料を選び直すなら、何を見ればいいでしょう

1から5を確認しても変わらなかった場合の、選び方です。

成分表は「ヒント」であって、答えではありません

さっきお話ししたとおり、成分名だけでは洗い上がりは決まりません。配合量が分からないからです。

化粧品の全成分表示は、原則として配合量の多い順に記載されます。ただし、一定の割合以下の成分は順不同で記載してよいことになっています。成分表は、製品全体を判断するための材料の一つとして見てください。上位の成分だけで洗浄力や製品の良し悪しを断定することはできません。

見るべきなのは、自分の条件との噛み合わせです

1. 今の洗浄力が、強すぎるのか足りないのか

洗い上がりがつっぱる、乾く → 洗浄力を落とす方向へ

落としきれない感じ、べたつきが残る → 洗浄力を落としすぎない

2. メイクや日焼け止めの量

しっかり使うなら、必要な洗浄力は上がります。

3. 皮脂の量

朝起きたときの状態が目安になります。

4. 剤形

固形、泡タイプ、クリーム、ジェル。使いやすさは続けやすさに直結します。泡タイプは泡立てる手間がなく、こすらずに洗いやすいという利点があります。

5. 過去に合わなかった製品

その成分表を控えておくと、次に選ぶときの材料になります。どんな一般論より役に立ちます。

気をつけたい表示

こういう表現は、そのまま安全性の保証としては受け取らないでください。

「天然成分配合」

天然由来だから刺激がない、ということはありません。植物由来の成分でも、合わない方はいます。

「無添加」

何が入っていないかは、製品によって違います。「無添加」という言葉だけでは、何を指しているのか分かりません。

「敏感肌用」

刺激を感じにくいように配慮して作られている、という意味です。すべての人に刺激が起きないことを保証するものではありません。

「高価格」

価格には、容器、香料、広告、ブランドの価値が含まれています。価格の高さは、自分に合うことを意味しません。

最終的な答え合わせは、自分の肌で

どの表示も、候補を絞る材料にはなります。ただ、答え合わせができるのは、実際に使ってみたときだけです。

そしてもう一つ。洗顔後につっぱらないからといって、その洗顔料が合っているとも限りません。洗浄が足りていない可能性もあります。数時間後のべたつきや、肌の状態もあわせて見てみてください。

「敏感肌」という言葉について

原因や病名をこの言葉だけで特定しない

「敏感肌」は、日常的に使われる言葉です。読者のみなさんが使う分には、まったく問題ありません。

ただ、一つの明確な医学的診断名のように扱わないでいただきたいんです。刺激を感じやすい状態には、さまざまな背景があります。

製品を増やすことが解決とは限りません

刺激を感じやすいと感じている場合、「敏感肌用」の製品を買い足すより、今使っているものを整理するほうが有効なことがあります。

理由は二つ。

触れる成分の種類が減ります

製品が減れば、合わない成分に出会う機会も減ります。

原因を特定しやすくなります

五つ使っているうちの一つが原因だった場合、特定するには一つずつ試すしかありません。

整理のしかた

一度、洗顔と保湿だけの、いちばんシンプルな構成に戻してみる。そこから、必要だと感じたものを一つずつ足していく。

足し算より引き算のほうが、状態が読みやすくなります。

こんな症状は、「ただのつっぱり」で済ませないでください

ここは、使用感の話とは分けて考えてください。

該当する症状

次のような症状がある場合、洗顔後のつっぱりと同列に扱わないでください。

赤みが引かない

腫れている

強いかゆみがある

ヒリヒリする

痛みがある

湿疹ができている

皮むけが強い

症状が続いている、広がっている

まずやること

原因になっている可能性のある製品の使用を中止してください。

「保湿を足せば落ち着くはず」と、化粧品を追加して様子を見るのではありません。まず、やめる。

「好転反応」で続けないでください

こうしたときに、こんな説明を見かけることがあります。

「効いている証拠です」

「肌が慣れている途中です」

「古い角質が出ています」

化粧品使用後の赤みやかゆみなどを「好転反応だから問題ない」と自己判断して使い続けないでください。症状が出ているときは、原因となる可能性のある製品の使用を中止し、症状が続く・強い・広がる場合は皮膚科へ相談してください。

赤みやかゆみが出ているとき、それが何によるものかは、見ただけでは分かりません。いずれの場合も、症状が出ている製品を使い続けることが良い方向に働く根拠はありません。

皮膚科を受診してください

症状が続く、強い、広がる場合は、皮膚科を受診してください。

そのとき、使っていた製品を持参するか、商品名と成分表示を控えていくと、診察の助けになります。いつから、何を使ったときに、どこに症状が出たかをメモしておくと、さらに役立ちます。

区別を表にすると

状態 考え方
洗顔後のつっぱり・洗い上がりの不快感だけ 洗顔方法や保湿を見直す材料にする
赤み・腫れ・強いかゆみ・ヒリヒリ・痛み・湿疹・強い皮むけなど 原因となる可能性のある製品の使用を中止し、症状が続く・強い・広がる場合は皮膚科へ相談

よくある質問

Q. 洗顔後につっぱるなら、洗顔料が強すぎるということ?

その可能性はありますが、それだけとは限りません。

同じ洗顔料でも、お湯の温度、洗う時間、回数、こすり方によって洗い上がりは変わります。洗顔後の保湿が足りていない場合も、つっぱりは残ります。

洗顔料を変える前に、使い方と保湿を確認してみてください。

Q. つっぱるけどニキビや皮脂もあります。乾燥肌でしょうか

皮脂の量と、角層が水分を保てているかは別のことです。両方が同時に起きるのは、矛盾ではありません。

ただ、それを何でも「インナードライ」と説明するのも正確ではありません。単純に皮脂の分泌が多いだけの場合もあります。

なお、繰り返すニキビや炎症を伴うものは、化粧品選びの話とは分けて、皮膚科で相談する領域になります。

Q. 朝は水だけでいいですか

人によります。

皮脂が少なくて、前夜のスキンケアが軽くて、朝にべたつきを感じないなら、水だけでも成立します。逆に、朝起きたときにテカっているなら、洗顔料を使うほうが快適なことが多いです。

季節によって変えて構いません。

Q. 洗顔料を使わないほうが肌に優しいですか

そうとは限りません。

皮脂や日焼け止め、メイクの残りは、水だけでは落ちにくい性質があります。落としきれずに残ることが、必ずしも優しいわけではありません。

「洗わない」ではなく「必要な分だけ洗う」です。

Q. 泡立てれば、絶対に刺激が減りますか

泡立てること自体は有効ですが、「絶対」ではありません。

泡には、手と肌の間に入って摩擦を減らす役割があります。ただ、泡があっても手を往復させれば、こすっていることに変わりはありません。

泡立てたうえで、手を動かしすぎないことが必要です。

Q. 化粧水を大量につければ治りますか

量を増やすことが解決とは限りません。

化粧水が担っているのは、主に「水を抱える」役割です。その水分が逃げにくい状態をつくる工程がなければ、時間とともに抜けていきます。

量を増やすより、その後の工程を見直すほうが効きやすいことが多いです。

Q. オイルだけ塗ればいいですか

オイルは「水分が逃げにくい状態をつくる」側の役割が中心です。

抱える水分そのものが足りていない状態でオイルだけを塗っても、閉じ込めるものが少ないことになります。

とはいえ、オイルだけで快適に過ごせている方もいます。数時間後の肌の状態も、洗浄方法や保湿を見直す材料として確認してみてください。つっぱらないなら、その構成で足りています。

Q. 洗顔後は何分以内に保湿すべきですか

決まった時間はありません。

洗顔後、肌の表面からは水分が蒸発していきます。必要以上に長く放置せず、無理のない範囲で保湿へ進む。この考え方で十分です。

具体的には、顔を拭いたら、他のことを始める前に保湿へ。時計を見る必要はありません。

Q. 高い洗顔料なら、つっぱらないですか

価格と洗い上がりは、直接つながっていません。

価格には、容器、香料、広告、ブランドの価値が含まれています。自分の肌に対して洗浄力が強すぎる高価な洗顔料より、合っている手頃な洗顔料のほうが、結果は良くなります。

Q. 洗顔後につっぱらなければ、その洗顔料は合っていますか

それだけでは判断できません。

つっぱらないのは良いことですが、洗浄が足りていない可能性もあります。日中のべたつき、においが残る、化粧崩れが早いといった状態がないかも、あわせて見てみてください。

判断は「洗い上がりの一瞬」ではなく、「その日一日の肌の状態」で。

まとめ|つっぱりは、洗顔料だけでなく洗顔全体から考えてみてください

最後に、要点を振り返ります。

つっぱりの正体

洗顔後のつっぱり感には、角層の水分状態の変化、肌表面の脂質の変化、洗浄成分と角層との相互作用など、複数の要因が関係すると考えられています。角層が水分を含んで状態が変化することは、その一部です。

この変化は時間とともに回復に向かいます。洗顔でバリアが壊れて戻らなくなるわけではありません

「つっぱる=乾燥肌」ではありません

洗顔直後の一時的な変化でも起こります

皮脂が多い方でも起こります。皮脂の量と、角層が水分を保てているかは別のことです

ただし、毎回強く感じるなら、見直す材料としては十分です

洗顔料だけを犯人にしないでください

こすり方、お湯の温度、洗う時間と回数、シャワーを直接当てていないか

クレンジングとの組み合わせ、角質ケアの重ねすぎ

洗顔後の保湿が足りているか

見直す順番

こすっていないか

お湯が熱すぎないか

洗う時間・回数が多すぎないか

クレンジングと洗顔の組み合わせが過剰でないか

洗顔後の保湿が足りているか

それでも変わらなければ、洗顔料を検討する

1から5は、お金がかかりません。そして、一度に一つだけ変えてくださいね。

保湿の考え方

保湿剤は、水を抱える・表面を整える・水分を逃がしにくくする働きを単独または組み合わせて設計されています。成分や製品によって役割が重なることもあります。

化粧水は必須ではありません。他の製品で成立しているなら、それで構いません

「つっぱる=化粧水を増やす」ではありません

この線引きだけは、動かさないでください

赤み、かゆみ、腫れ、ヒリヒリ、痛み、湿疹、強い皮むけ。これらがある場合は、使用感の話とは別です。製品の使用を中止して、症状が続くなら皮膚科へ相談してください。「好転反応」という言葉で我慢しないでください。

洗顔後につっぱるからといって、それだけで乾燥肌と決めつける必要はありません。

ただ、毎回強いつっぱりを感じているなら、肌が快適な状態とは言いにくい。そのときは、洗顔料を買い替える前に、洗い方、こすり方、温度、回数、クレンジングとの組み合わせ、そして洗顔後の保湿を、順番に確認してみてください。

多くの場合、答えは新しい洗顔料ではなく、今の洗い方や保湿の中にあります。

一度に全部変えず、まずは一つずつ確認してみてください。肌が快適に過ごせる方法が見つかれば、それが今のあなたに合った洗顔です。

執筆:Dolce(美容師歴20年以上)
現場で3万人以上の髪と頭皮を見てきた経験から、「年齢を重ねても美しい髪でいられる方法」を発信しています。

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