「化粧水と美容液って、どっちが先?」
これはサロンの施術中でもお客様からよく聞かれる質問です。
順番を間違えると、せっかくの美容成分が十分に働かず、効果を感じにくくなることも…。
ここでは、基本のルール・例外・肌タイプ別の使い分け・朝と夜の違い・注目成分まで詳しく解説します。
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1. 基本の順番は「化粧水 → 美容液」
化粧水:肌に水分を与え、やわらかくして美容成分が入りやすい状態を作る
美容液:悩みに特化した濃縮成分を届ける
👉 つまり基本は 「化粧水で土を耕す → 美容液で栄養を与える」 という流れです。
💡 化粧水は土壌改良、美容液は肥料。畑を耕さずに肥料だけまいても効果が半減するのと同じです。
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2. 例外:美容液が先のケースもある
導入美容液(ブースター)
洗顔後すぐに使い、そのあとの化粧水を浸透しやすくする。
拭き取り美容液
余分な角質を取り除き、化粧水を受け入れやすくする。
👉 この場合は 「美容液 → 化粧水 → 美容液(保湿や美白)」 という流れになることもあります。
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3. 肌タイプ別の使い分け
乾燥肌
化粧水を2〜3回に分けて重ね付け
その後にセラミド・ヒアルロン酸・ナイアシンアミド配合の美容液
脂性肌
化粧水は軽めでOK
美容液はビタミンC誘導体やアゼライン酸で皮脂バランスを調整
敏感肌
アルコール・香料フリーを優先
化粧水は低刺激なセラミドやグリセリン中心、美容液はシンプルな保湿系から
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4. 朝と夜の使い分け
朝:化粧水 → 美容液(美白系・ビタミンC誘導体・ナイアシンアミド) → UVケア
夜:化粧水 → 美容液(レチノール・ヒト幹細胞エキス・ペプチド・EGF) → 乳液・クリーム
👉 朝は「守るケア」、夜は「修復ケア」と覚えると分かりやすいです。
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5. 成分で選ぶときの目安
化粧水に欲しい成分
セラミド:バリア機能を回復、敏感肌に必須
ヒアルロン酸Na:高い保水力
グリセリン:うるおいを引き寄せる
アミノ酸(アルギニン、プロリンなど):肌の天然保湿因子(NMF)をサポート
美容液に欲しい成分
ビタミンC誘導体:美白・毛穴・皮脂バランス
ナイアシンアミド:シワ改善・美白
レチノール:コラーゲン生成促進・エイジングケア
ヒト幹細胞エキス:ターンオーバー促進
ペプチド(アルジルリンなど):弾力アップ
EGF(上皮成長因子):肌再生をサポート
👉 化粧水は「土台作り」、美容液は「攻めのケア」で考えると選びやすいです。
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6. よくある間違いとQ&A
Q. 美容液だけでスキンケア完了できる?
A. 美容液は栄養ですが水分は少ない。化粧水で水分補給 → 美容液で栄養 → 乳液・クリームでフタ、が理想。
Q. 化粧水をたっぷりつければ乾燥しない?
A. 水分は蒸発するので、結局乾燥します。油分でフタをするのが大切。
Q. 化粧水と美容液の順番を逆にしたら?
A. 美容液の成分が水分で流れてしまい、効果が弱まることもあります。
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まとめ
基本は 化粧水 → 美容液。
ただし導入美容液などは例外もあり、肌タイプや時間帯によってもベストな使い方は変わります。
スキンケアの順番を意識するだけで、同じ化粧品でも効果の実感はまったく違ってきます。
美容液と化粧水の正しい順番|効果を最大化するスキンケア

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